[ZINE] 中島 大吾郎 – 凸凹ッピ村 (dkvkp0000)

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¥1,200

偉大なる生活者の地上へのカムバックを道程は祝福します。もう10年以上前の話、私がまだ大学生だった頃、関東で出会い、そして大分県へ生活の拠点を移した、大吾郎君。その後何度か遊びに行かせてもらいました。「ここ何年か人間以外のモノとの対話に時間を割いてきたけど、そろそろ世間へアウトプットしたくなった。俺はたぶん自然と人間のメディウム、言い換えれば助産師的な存在なのかなと思って。」と語る大分県久住町に生きる生活者としてのアーティスト、そしてフィールドワークを主な手段として文化人類学や民俗学的思考を深める(ざっくりのニュアンスとして南方熊楠が生きたスタンスを思い浮かべて欲しい)彼は、「凸凹ッピ村」という架空の村に、生活と想像のなかにある諸々の営みの断片と、そこから得た学びを閉じ込めた。全ページカラーの手作り冊子。都市部の人間が語る日本の地方論ではなく、カントリーサイドの人間が語る宇宙の局地論。結局のところ様々な環境で生きる様々な人々の生活を一般論化することの方がナンセンスで、極めて個人的な自身の生活の中に、他の人の生活にもなにかのヒントになりえるような思考、道具、技術などの諸々の共通項をすくい上げようとする活動(作業)、そしてその記録を共有しようとするのがこのZINEなのでしょう。移住者として田舎に住み、見えた可能性もあれば、絶望もあったことでしょう。道程の音楽以外のアナザーサイドの繋がりのなかで、「この人は」と一目置く人間が数名いますが、彼もそのなかの一名です。今後の活動に期待。てか、久しぶりに会いたいなぁ、2828-3。

在庫あり

カテゴリー:

説明

Label: self-release / countryside, Oita

Year: 2023

Format: ZINE

Condition: NEW