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  • 三村京子 – 岸辺にて (10EB-119)

    NEW SOLD OUT

    歌モノAmbientとでも呼べばいいのか、曲と歌がそれぞれ存在するのではなく、互いに呼応しながら聴いている人の胸の中にそっと入ってくる7曲入りの楽曲集。アルバムというよりも楽曲集という言葉がしっくりくるような暮らしの断片の寄せ集めは、どこから読んでも楽しめる漫画のように、手の届くところに置いておきたい一枚。ゲートフォールドっぽい装丁もとても美しいです。※すべての盤に若干のゆがみがあるようですが、再生に問題ありません。

    (以下、黒猫コメントより。)

    2015年の「いまのブルース」以来6年ぶりのオリジナル曲集です。コロナ禍のざわめきから遠く離れて、これまでにない穏やかでシンプルな表情を見せるアナログが似合う新たな境地の7つの小曲集です。この時代に必要な日常感と寂寥感が染み入るような作品だと思います。2020年暮れにハンドメイドのCD-Rとして制作され、極一部のテンポだけで売られていた作品ですが、あまりに惜しく、アナログ化させてもらいました。黒猫の出版部リクロ舎の書籍で手掛けた装丁や挿画も注目されており、本作では彼女の絵の作品を多数フィーチャーした特殊な装丁になっています。

  • (再入荷) AZUMI – BASEMENT TAPES (12EB-118)

    NEW ¥3,850

    黒猫の地下室でマイク一本で録音した、大阪のシンガー/ギタリストのAzumiによるアナログ限定作品。長年歌と向き合ってきた者にしか出せない厚みと、かつて防空壕であった地下室のリバーブが重なり合い、Azumiの世界観、というか生活や記憶の中に引きずり込まれていくライフ投影型の名作が誕生。これは道程も共鳴せざるを得ません。

    (以下、enbanからのコメント)
    伊那市駅前商店街にある黒猫通り町ゴフク店には、食糧の貯蔵庫や防空壕がある地下室があり、そこに大阪のシンガー、AZUMIさんを招き、地下録音を敢行しました。地下壕の響きをマイク一本→DATテープに一発録音し、宇波拓がマスタリング→カッティングしたアナログ・オンリーの新作です。
    このアルバムにはAZUMIの盟友であった鈴木常吉さんの曲がたくさん入っています。鈴木常吉さんは、テレビ「深夜食堂」の劇中でかかる印象的な歌で知られるシンガーで、晩年はアジア全域で人気が爆発し、海外公演が多くなっていたのですが、昨年癌により他界してしまいました。生前は円盤でもレギュラーで歌っていたので縁深く、また常吉さんはプロデューサーとしてAZUMIさんのアルバムを作っており、そのライナーは円盤の店主が書いていました。そんな縁もあり、このアルバムには常吉さんへの追悼の意味合いもあります。また、春一番コンサートを福岡風太氏と主催していた故人・アベノボル氏の曲などもあり、「去りゆく人々」へのレクイエムのような作品になっています。

  • [CD] .islea. / ひかりのはしら (iii-014)

    NEW ¥2,200

    iii recordings(サードアイレコーディングス)を運営し、Seminishukeiの一員でもあるSeiyaがVocal&ギターで所属するバンド.islea.が2021年10月にリリースした、11年ぶりの新作となる5曲入りのアルバム。混沌や狂気の世界を突き進んだ先にある、おとぎ話の世界のように純粋で穢れのない世界。重力を無視した音の塊が、完璧な直線を描いて胸に突き刺さります。心の状況としては、教会で聖歌を聴いているときのような、または誰もいない銭湯で天井から落ちてくる水滴が湯に落ちるのを聴いているときのような、尋常じゃなく透き通った気持ちに。諸行無常なこの世界で、あれやこれやに心を煩わせているすべての大人たちに投下してやりたいHeavenlyな傑作。録音、マスタリングもばっちりな大推薦盤。

    「タイトル曲である”ひかりのはしら”の歌詞より」
    空のかなた 永遠の先
    大小宇宙相似象
    光かがやく 世界の中心
    天地を通す
    ひかりのはしら

    音の彼方 儚いなにか
    不可思議な生 星屑の様
    こころとからだ 霊体からすべて

    星の真中 眩しいなにか
    ひかりのはしら はるか空へ
    はるかそら aum

  • [10″+CD] ビバ☆シェリー – 沈黙

    NEW SOLD OUT

    シンセサイザー&ボーカルのSatoと木琴&ドラム&サンプラーのhimecoからなる京都のデュオ、ビバシェリ―がイギリスのMottomottoからリリースした2020年の作品が入荷。当店に数多く入荷する他作品と同様、いやその中でもひと際、一言では形容できないこの音色。キャッチーさやポップさの奥の方に耳を向けると、複雑に入り組んでいるリズム、転調、メロディーなどかなり音楽と向き合っている人間の所業であることがわかります。個人的には前衛音楽として理解することでスッと腑に落ちる感じもありました。ラジカセが間違えて拾ってしまった、違う星のラジオチャンネルのような今までに聴いたことのない音が非常にサイケデリックでもあります。限定的にしか流通していないようなので、道程にてゲットしてやってください。以下の特典付き。

    【日本盤特典】
    1、帯(ギャグ漫画家おおひなたごうデザイン)
    2、歌詞カードポスター(ビバ☆シェリー公式LINEへの入り口あり)
    3、御縁5円CD(ビバ⭐︎シェリーがラジオ局など音楽業界関係者へ渡す名刺として制作したCD3曲入り)
    4、色紙みくじ

  • (再入荷) [7″] Sato – towa no us トワノアス (EN-018)

    NEW SOLD OUT

    (DLコード付属)Business Trip関西編で念願叶って会うことができた、作曲家として演奏家として歌い手として活動するSatoさん。「シンガーソングライター」みたいな世の中に転がっている言葉で括るには深すぎる音楽性を持った彼女。こちらの作品は、シンセサイザーもギターもフルートも声帯も操ることができる彼女が、一番ごまかしのきかない「心」という武器を前面に出したとも言える、高瀬川クラシック!以下、4月の発売時の私のコメントを読み直すと、この歌にも歌われているように、人との出会いっていいなとシミジミ思いますね。Satoさんと出会った今、また違って聴こえるこの音楽!京都の五条河原町のミュージックスポット、hachiの名物店員さんでもありますので、会いに行ってみてくださいね!

    (発売時コメント)Hankyovainのガイダンスにより入荷した、Hankyoさんの飲み仲間?音楽仲間?のSatoさんによるtowa no usの7インチが入荷。デモのCDが届き、聴いてすぐに入荷を決めました。音楽としてはギター弾き語りなのですが、ニュアンスとしてはDub、Ambientのような質感もあり、金延幸子の「み空」に近いような、人生のどこかの風景や記憶にカシャンと音を立ててハマってくれそうな、そんな美しい盤。B面のRemixも「Remixってこうでなくちゃ!」と言いたくなるような、原曲の物語を残しつつも、曲を完全自分のものにしているDUBBYな仕様。道程を店単位で見てくれている皆さんには是非聴いてほしいです!

  • 久下恵生×高橋幾郎 – 2008.1.13 (12EB-108) ※店頭陳列分のラスト1枚。状態確認はメールにて。

    NEW ¥2,750

    (円盤より)円盤の十周年記念にふさわしいアナログ盤の登場です。円盤が渋谷のO-NESTで続けていた名物イベント「円盤ジャンボリー」に通っていた人の多くが「最も印象に残っているパフォーマンス」として挙げる演奏を音盤化しました。’08年「太鼓祭り」のサブタイトルで、ひとくせあるドラマー、パーカッショニストたちを大集合させた日のプログラムのひとつで、久下は近年のFLYING RHYTHMSや豊田道倫はじめ、かつてはPUNGO、篠田昌巳ユニットなどに在籍、高橋は不失者、渚にて、HIGH RISEなど、共にアンダーグラウンドの有名バンドを渡り歩いた同年代の猛者。そして、共にマヘルシャラルハシュバズ、テニスコーツ、シェシズに在籍していたこともあり、かなり近い場所で活動して来たけれども、当然共演経験はドラマー同士なのであるわけはなく、この日のセッションはそんな二人が、互いに一歩も引かず、ガチンコ抜き身の勝負に徹し、結果その音は一切交わること無く終わりました。当然、会場は異様な雰囲気に包まれ、お祭り気分は瞬時に吹き飛んだのですが、しかしそこは音楽家、どういうわけか音楽としては成立していたという、その異常な緊張感と殺伐とした空気が音楽になった類い稀な場の記録です。その様子を舞台の表と裏ですぐそばで見ていたテニスコーツの植野隆司によるレポート付き。

  • AKI TSUYUKO – Empty Talk (12EB-115) ※店頭陳列分のラスト1枚。状態確認はメールにて受付。

    NEW ¥3,520

    遡ればChildisc、最近ではRVNGIntl.からもリリースし、京都の老舗茶問屋である宇治香園の企画にも参加するなどしているAKI TSUYUKOが円盤からリリースしたこちらのアルバム、Empty Talk。もともとはCDでリリースされていたものが改訂版として後追いでLPとカセットで。それだけ反響があったことも納得の内容。ピアノを基本として、その他にもかわいい電子音の数々が散りばめられています。Windham Hill Recordsのような透き通った空気感と、Robert Haighなどにもシンクロするちょっと不思議な音の物語が詰まった作品。辛い時に、共感もしてくれるし、激励もしてくれそうな、優しさと力強さが共存した素晴らしいアルバムです。全7曲収録。

  • [CD] AZUMI – なんどいや (FPD-115)

    NEW ¥2,200

    ギター一本、とは言えただアコギ一本でかき鳴らすのとはわけが違う、詩と音による総合トバし芸術の一番手AZUMIによる2020年のアルバム。エレキギターのボリュームつまみでこんな揺れを作れる人がいたでしょうか?沁みると同時に気持ち良い。これは水たまりかオアシスか。小川さくらとの共作のボーナス曲入り。

    (以下、円盤のレビュー)ニュー・ディケイドに突入した世界へ円盤が送る最初の新作がこれ。「コロナ?!ああん?!なんどいや?!」な、ド太い歌心と卓抜したプレイで度肝を抜くギタリスト、AZUMIのスタジオ録音盤。円盤では昨年、名ドラマー久下恵生とのガチンコLIVE盤「義兄弟エレキ説法~雨の鴬谷」を発表しましたが、今回は岡山のギタリスト、村岡充(テストパターン)のサウンド・プロデュース&共演で仕上げた新境地。インストでは、まるでジョン・フェイヒィのようなブルースやルーツに根ざしながらのマジカルな音響を聞かせ、世界をドツくような罵声がブルースを突き抜ける。小川さくらとのデュエットもありのぶっとく染み入るアルバムです!

  • [CD] AZUMI 久下惠生 – 義兄弟エレキ説法 雨の鴬谷 (EBD-143)

    NEW ¥2,200

    ギター一本で心を打ちのめすブルースを放つ関西を拠点に活動するAZUMIと、そのときどきで重要なシーンやバンドに所属し、その他数々のセッションもこなす孤高の天才ドラマー久下惠生のガチンコセッション。その生々しさと勢いは、普通に立っていることすらできないような圧!痺れる、っていうの通り越して、ひれ伏すしかないこの感じ。自然界で遭遇していれば拳を交わさずに目が合っただけで逃げたほうが良いタイプの二人による、振動に姿を変えた狂気。

  • [CD] ジンタ – 何処へ帰る (EHE014)

    NEW ¥2,200

    現・黒猫、旧・円盤を運営している田口さんが主宰していた伝説のアングラレーベル、OZ DISCがリリースしたジンタの1998年の作品。奈良のMole Musicで購入し、完全に心を掴まれてしまい当店にも入荷しました。アメリカの70年代ロックサウンドの影響、古語を使った日本語の美しさ、ポストWWⅡ、プリ携帯電話時代に確実に存在していて、今は消えてしまった日常の原風景やそこにあった人の心を感じさせてくれる素晴らしい詞。幼少期、青春期、青年期などに多くの人が感じたであろう、切なさや爽快さが詰まってます。当店バイブル、友部正人の一本道のカバーを含む全12曲。大推薦です。

  • Izumi Hirakawa – Mother Water

    NEW SOLD OUT

    enbanでCD-Rでリリースし、ロングセラーとなっていたファーストアルバムの初のアナログカット。札幌を拠点に活動する作曲家/シンガーのIzumi Hirakawaによる、有機的であって無機的でもあるアシッドフォークです。円盤のお家芸である装丁の美しさ、面白さ、斬新さが光る、和紙を使ったジャケットカバーが、聴く前からこのアルバムの世界に我々を引き込んでいきます。手に取るところから楽しんで欲しい一枚。※ジャケットの和紙の色が2種類あります。ランダムでどちらかになりますのでご了承ください。

  • [Cassette] Sophie McAlister – Sooky La La ※110mins Mix Tape

    NEW SOLD OUT

    両面合計110分!Melbouneを拠点にするDJであり作家のSophie McAlisterによる、Soul, Brazil, Jazz, Folkなどの、どこか懐かしくどこかサイケデリックなサウンドをつなぎ合わせた、CDの収録可能時間を優に超える、フィジカルリリースで世に出ているものとしては非常に長尺にあたるMix Tapeが登場。長いリスニングでも疲れない優しいタッチの音の数々が聴いている人の生活を優しく包み込んでくれます。

  • [book] 友部正人 – 退屈は素敵 (2003年~2010年)

    NEW SOLD OUT

    友部正人の第七詩集。2003~2010年の作品を掲載。その期間に発表された音楽アルバムには「あれからどのくらい」「何かを思いつくのを待っている」「Speak Japanese, Amarican」「歯車とスモークド・サーモン ‎」「二つの午後」「ロックンロール、やってます」「クレーン」など。当時60歳になったばかりの友部正人の詩集。

    “わからない言葉で歌ってください ぼくもわからない言葉で歌うから”

  • [book & CD] 友部正人監修 – Live! no media 2004

    NEW ¥2,420

    友部正人監修の複数人の詩を載せた詩集と、その朗読会の録音CD。田辺マモル、町田直隆、オグラ、谷川俊太郎、宮沢和史、知久寿焼など。個人的には谷川俊太郎の「なんでもおまんこ」という詩が色々と衝撃で好きです。

  • [book] 友部正人 – 夜中の鳩 (1997年~2002年)

    NEW ¥1,760

    友部正人の第六詩集。1997~2002年の作品を掲載。その期間に発表された音楽アルバムには「少年とライオン」「イタリアの月」「ブルースを発車させよう」「読みかけの本 ‎」「no media 1」「no media 2」「休みの日」など。以下帯より

    “新しい暮らしが歌の顔をして溢れ出した。心のいちばん深いところで詩が生まれる。朗読のための作品も多数収録。”

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