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  • Clan Caimán – Pica-Pau (EM2131LP)

    NEW ¥3,300

    過去の二作品もEM Recordsから発表している、同レーベルのの看板アーティスト(の一つと言っていいのではないでしょうか?)、Clan Caimanのサードアルバムです。(以下レーベルによるコメント)

    「架空の部族の奏でる音楽を空想する」というコンセプトの元に結成されたアルゼンチンの五重奏団、クラン・カイマン(和名:カイマン族)のサード・アルバム完成。本作ではその有機的な室内部族音楽に現代エレクトロニクス技術を持ち込み、初のヴォーカル曲も導入して跳躍。おなじみの催眠中毒度は最強に。

    アルゼンチンの作曲家エミリオ・アロ率いるクラン・カイマンはアルゼンチンのグループだが、彼らの時代を超越した有機的な音楽は国籍を超えている。仲間内で何やら録音してはたまに作品を発表するその衒いのない姿に信頼感がある。彼らのサード・アルバムとなるこの『ピカパウ』(キツツキ)は、これまでで最も抽象的でミニマルな作品だが、冷たい抽象主義でもなく、厳格なミニマリズムでもない。その象徴的なアルバム名が示唆しているように、リズムとテクスチャーに焦点をあてた『ピカパウ』は、暖かく催眠的で、2023年から24年にかけて制作されたにもかかわらず、ずっと以前から存在していたかのようだ。エム・レコードからリリースした前作『カイマン族』(2018)や『アソマ』(2021)と同じく、本作はアロの自作調律打楽器であるカリンバフォン(親指ピアノを改造した創作楽器)でアンサンブルが支えられている。エスノ感が強烈に作動するカリンバフォンのパターンが、リバーブのかかったラップ・スティールとギターの波の間を縫うように流れ、ベースの下降音とシンバル抜きのパーカッションによって、音楽は時を超えた大河のように、否応なく前へと流れていく。作曲では大半を嬰ヘ短調とホ短調で統一し、都会の閉鎖的なトレンド環境から離れ、生命に囲まれた深い夜の世界に浸っているような感覚を与える。これまでのアルバムと同様、インストゥルメンタル・アルバムだが、最後の曲「Tulipán Song」 (Tulip Song)で初のヴォーカル曲を披露している。これはオープニング・トラックのヴォーカル・ヴァージョンで、アロが考案した言語で歌われている。

  • Mustapha Skandrani – Istikhbars & Improvisations (EM1096LP2)

    NEW ¥3,500

    アルジェリアのピアニストで作曲家、ムスタファ・スカンドラニがアンダルシア民謡の旋律をピアノで即興変奏した二つとない珠玉のアルバム、『イスティクバルと即興』 (1965年)。 時代を超越した穏やかで清冽な純音楽のマスターピース。 フィジカル版には日本語解説封入。

    アンダルシア古典音楽で西洋由来のピアノは末席、このスカンドラニが開拓したも同然の演奏法でその作品は異端扱いされたそうです。なぜ異端かといえばこの人以前のアンダルシア音楽のコンサートでピアノ独奏はありえず、「イスティクバル」(アンダルシア宮廷音楽の様式のひとつ)をピアノでやるなど余人は考えつかず、当時、物議をかもしたといいます。アルジェリアの古典音楽はスペインのアラブ・イスラム王朝が起源のアンダルシア宮廷音楽とトルコの古典音楽が混同し、西洋/アフリカ先住民/ユダヤ系の影響も受け、東西文化の統合が特徴とされます。「イスティクバル」は宮廷音楽の組曲様式「ナウバ(またはヌーヴァ)」の前奏曲で、幾つかのモード(型)があります。本作では、ひとつのモードをまず主題的に演奏・提示し、その後、変奏を行って1セットとし、合計9セットのモードを収録しています。本作の分かりやすい魅力はオリエント/西洋/アフリカが鍵盤上で優雅に交差するさまで、ピアノからつむぎ出される音が一本の繊細な線となって東西世界を行き来するかように動き回ります。

  • [Mix CD] Mau Sniggler – Raise with Sorrow

    NEW SOLD OUT

    当店としては初めての取扱いとなる、都内を中心に活動するMau SnigglerのMix CDがhand to handのリアルディールで当店の商品棚に無事着地!オールディーズなSoulからBrasilものなど、少し肌寒くなってきた今の季節には暖かく、そして夏場には清涼感をもたらしてくれそうな、都市の地下水脈をなぞるかのように紡がれる、あなたに寄り添う一枚。DJはより目の前で起こっていることを「体験」する現場芸術ですが、対してMIX CDはより聴く側がタイミングを選択することを許されている「アイテム」としての物質芸術。一年に一度だけ聴いて花開く作品もありますが、この作品のように何度も手に取りたくなる通年型のアイテムは、チノパンのように傷だらけになるまで聴き切ることをオススメします。統一された質感は一種のアンビエント(巷で使われている音楽ジャンルとしてのそれではなく)をもたらし、花と蜂の完璧なWIN-WINの関係のようなビューティフルサークルを、あなたとこの作品の間に築いてくれますよ。「今日もなんかいいことありそうだぜ。」って思えれば勝ちな日々の生活に、勝率アップにつながるこの一枚を携帯せよ!

    <こちらご本人による作品紹介↓>
    『レイズ』はRPGにおける蘇生の魔法だ。 マイナスを掛け合わせてプラスに変えるのが呪術廻戦でいうところの反転術式なのと同様に、知らず知らずのうちに体内に蓄積されていく哀愁や悲しみもそれらを一転させて愛や喜びに変化させていけるかどうかは自分次第である。変化することが正しいわけでもないし、共に生きることも重要。LoveとHateが紙一重であるように、その紙の境界線をグーパンチでブチ破るのか、ハサミで細かく切り刻んでしまうのか、はたまた水に沈めて中和させてみるのか。その行為を治癒と呼ぶのかはわからないけれど、その人自身の『蘇生力』というものは本能的に備わっているのじゃないかと思う。そのトリガーはそれぞれあるけど、私にとってのトリガーであり術式の一つとして『Raise with Sorrow』は産まれました。ぼうけんのきろくとしてここに記します。 つづく。

  • [book + CD] Katsuya Knd – ペルー アヤワスカ紀行 + 現地録音集

    NEW SOLD OUT

    鈴木33回転正夫の片割れであるKatsuya Kndによる、ペルーに足を運んでアヤワスカを体験し、そこで感じたこと、見えたヴィジョンを本にまとめ、現地録音のCDとセットにした制作物。道程に届いた一通の手紙が、民謡を経て、まさかアヤワスカへアップデートされるとは思ってもみませんでした。世の中にぶっ飛んだことをやる人は数多くいれど、そんな突出した個性が故にしっかり制作物に落とし込み、世に出している人の割合はあまり高くないわけで。ただ、そんなぶっ飛んだ好奇心とぶっ飛んだ行動力とはある意味で対照的というべきか、この作品を読むと、彼の真面目で人間らしい、愛に包まれた人物像が浮かび上がってきて、優しい気持ちになれます。歳は自分の2個下みたいですが、年齢と経験は無関係だよなぁ。Katsuya Knd、ますます興味湧いてきました。

    [MIX CD] 鈴木33回転正夫 – 民謡33

  • Gustavo Yashimura – Living Legend of the Ayacucho Guitar (HMR018)

    NEW ¥2,300

    アンデス山脈のAyacucho地方出身のギタリストGustavo Yashimuraによるアルバム。日系のペルー人の方ですかね。カセットは100本限定生産。世間でいうところのワールドミュージックに分類されるものかと思いますが、この速弾き/オフビート感が光る独自の奏法は地域の文化的歴史の文脈を踏まえたうえでのパーソナルミュージックなのかなと思います。日本でクラシカルギターを勉強した経歴も。

  • Nicole Willis & Jimi Tenor Feat Tony Allen – All For You (SAHCO-003)

    NEW SOLD OUT

    Sähkö Recordingsのアフロファンク路線のサブレーベルSahco Recordsの第三弾は、元祖Afro Funk、今は亡きTony Allen先生がご登壇。このスロービートで刻んでくるのが粋。また、AIWABEATZにオススメしたいスクリュー案件です。

  • Jimi Tenor & Kabu Kabu – Mystery Spot / Black January (SAHCO-002)

    NEW SOLD OUT

    Sähkö Recordingsのアフロファンク路線のサブレーベルSahco Recordsの第二弾は、Jimi Tenorがプロデュースしたと思われるBerlin拠点のバンドKabu Kabuによるホットなセッション。A面はよりFella提唱型のAfro Funk、B面は暖かいパッドシンセとSoulfulなフレーバーを交えたアーバンな仕様。45回転。

  • [2CD] Uku & Maryn – Compilation (1982-2015) / Uku Kuut – Unreleased (1982-2015)

    NEW SOLD OUT

    奈良を拠点とする音楽活動家moanyuskyが日本での流通を手掛ける、People Potential Unlimitedからのリリースでも知られるEstoniaの作曲家、Uku KuutとMaryn Kuutの未発表音源のファンキーなCD2枚組が入荷しました。ソビエトからスウェーデンに亡命し、その後カリフォルニアに移住した親子の、時代に振り回され続けながらも自身の創作を諦めなかった確固たる道程がここに。日本流通版はmoanyuskyによるインサートと帯付きとなっております。各CDから5曲ほど試聴用意しました。

    (インサートより)”聞き手がUkuさんを様々な角度から聴くことができるように多様多種なUkuさんの別の顔(楽曲)が見れるような仕様になっているのがDisc1で、MarynさんとUkuさんとのいつもの共同作品がDisc2の内容です。”

  • [MIX CD] 鈴木33回転正夫 – 民謡33

    NEW ¥1,100

    「2023年おじいちゃんおばあちゃんと聴きたい一枚」ノミネート作品。ある日ポストに投函されていた封筒の中には、手紙とともにシンプルで無骨なパッケージングのCDが同封されていた。店をはじめて5年目を迎え、日々取扱いお願いのメールは届くが、大抵しっかり見れていない(ごめんなさい)。ただ、やっぱり”モノ”として存在している”CD”や”手紙”っていうもののパワーは、「〇〇様へ」だけを変えて大量生産されているかもしれない電子メールが持つそれとは異なることは言うまでもない。それでも基本的には「音楽が良い/面白い」以外にもう一つ以上の理由が無い限り作品の取扱いは受けていないが、”鈴木33回転正夫 近藤”と書かれた文末の署名の字面としての異質さと、このCDに封じ込められた日本の里山の原風景、インサートに記された各曲の説明に、自称文化人類学者としての自分の血が騒ぐのを感じる。CDを聴き進め、いくつか里山を越えたころであろうか、コンピレーションとしてではなく、MIXとしてこの作品を成立させようとした作者の意図が見えてくる。井戸端と炭鉱の情景が重なってはまた離れていく。Japanese Obscure MusicのMinyoとしてNTSでも紹介されているそれではない、俺たちのDNAに深く刻まれた、農耕採集ときどき狩猟のスタイルで世界でもまれにみる天災多発地域の島国でのLIFEを生き抜いてきた多くの”おっとう”、そして”おっかあ”の声が、ほらあなたにも遠く聴こえてきはしないだろうか。

  • Mohammad Reza Mortazavi & Burnt Friedman – YEK 2 (Nonplace 52)

    NEW SOLD OUT

    リズムの国の貴公子Mohammad Reza MortazaviがBurnt Friedmanと組んだ2017年の第一弾の3年後にあたる2020年にリリースされたこちら、3年遅れて入荷してみました。Iran出身のRezaが操るTombakと、モジュラー使いのBurnt Friedmanが、ヒューマンシーケンサーとマシーンシーケンサーを駆使して編み上げるリズム合戦。Nonplaceは毎度のことながらDubplate&Masteringのカッティングも素晴らしく、Burnt Friedmanが相当に作り込んでいるであろう音をまた一つ上の次元に持ち上げる職人技。

    彼の作品はこちらも取り扱っています。是非。
    https://doteirecords.com/product/mohammad-reza-mortazavi-%e2%80%8e-ritme-jaavdanegi-ltnc018/

    Nonplaceの他の作品も是非チェックを。
    https://doteirecords.com/product-tag/nonplace/

  • Shackleton – The Majestic Yes (HJP96) ※店頭陳列分のラスト1枚。状態確認はメールにて。

    NEW SOLD OUT

    呪術系Aztecダンスミュージックの教祖、Shackletonの最新EPがこちら。絶対的に誰にも真似できない質感とばらつきのあるリズム感。Rashad Beckerによるマスタリングで、さらにグワングワン、ブリンブリンの脳内ジャック系シット。音良いですよ~。

  • [CD] Marianne Svašek – Marwa (THT21)

    NEW ¥2,400

    40分弱の極上ragaトリップ!まさにメディテーション!

  • Alex Zethson Ensemble – Some Of Them Were Never Unprepared (THT8)

    NEW ¥3,700

    これはまた分類が難しい一枚が登場。Thanatosisを運営するAlex Zethson率いるアンサンブルによる、片面17分ずつの楽曲が収録されています。インドネシアンのガムランやベトナムの山岳民族の伝統音楽のように、ゴングや鐘など、金属打楽器によるアンサンブルが瞑想的なA面。B面はプログレロック調の質感と展開。よりプリミティブな印象のA面と、より近代的な印象のB面。それなりの音響システムで聴いてあげて欲しいThanatosisのハイクオリティーな音世界。

  • Joaquin Joe Claussell – Manifestations Long Versions EP 2 (SRM-276)

    NEW SOLD OUT

    Sacred Rhythm Musicから包容力のある一枚。アルバム、Manifestationsに収録の人気曲をLong Versionにして12インチ仕様で。聴けば聴くほど味が出てくるA面のNoi。Joe Claussellのソロ名義の変名The Bayara CitizensによるSpiritual Deep HouseのB1に、美しいチャンティングがこれまたハイクオリティな録音で楽しめるBody&Soulへの賛歌とも言えるB2。

  • attc vs Koharu – からかさ(SD07-011)

    NEW SOLD OUT

    「もしかしたら世界初!」と以前に紹介させていただいた、端唄の歌い手KoharuとReggaeやモーラムなどWorld Musicを得意とするバンドattcのコラボレーション作品、「梅は咲いたか」がきっかけとなって、その後も親交を深めてきた両者によりセカンドシングル!前回作品は2014年のリリースのリマスタリングでしたが、今回はsweet dreams pressが2020年にリリースしたものを円盤がリマスター!両方マストチェックのNEOクロスオーバー!

    attc vs Koharu – からかさ(SD07-011)

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